脳動脈解離が起きやすいのは、後頭部を通る頚椎動脈や前東武をめぐる前大脳動脈など。
左うしろからみた、血管
解離がおきると、頭から後頭部、顔面にかけて激しい痛みが起こります。
こうした痛みが生じた数日以内に、本格的な脳卒中が起きるケースがある。
血管壁の外膜側に、解離が生じると動脈瘤が形成される。
これが破れると、くも膜下出血となる。
血管壁の内膜側に解離が生じると、血腫によって血管が圧迫されてつまり、
脳梗塞や、一過性脳虚血発作(TIA)を引き起こす。
気になる症状があればすぐ受診するべし
破綻する血管壁によって出血性の疾患を引き起こすこともあれば、
虚血性の疾患※1に結びつく可能性もある。
すぐ、受診することをお勧めします。
※1 虚血性疾患
心臓の筋肉=心筋へ酸素と栄養を補給する冠状動脈の血液の流れが悪くなると,
血液不足からくる心臓の疾患となるのを総称して虚血性心疾患といいます。