脳幹は、大脳辺緑系に囲まれ、脊髄へとつながる太い幹状の組織。
大脳が意識的な活動であるのに対し、脳幹は無意識的な生命活動の中枢を担う。
脳幹と間脳の位置
脳幹は、脳と全身を結ぶ中継点であり、感覚神経(嗅神経を除く)や運動神経の通り道となっている。 脳幹が損傷を受けると やがて 大脳が機能を停止し、死に至る・・・。
脳幹のはたらき 脳幹は、呼吸や睡眠、体温調節、代謝などの生命維持を担当する。
「命の座」とも 呼ばれている。
視床は、
脳幹の上部にあり、嗅覚を除くすべての感覚情報を脊髄や脳幹から大脳皮質に伝える役割を持つ。 視床で中継された情報は大脳皮質の特定の感覚野に伝えられることで知覚される。
視床下部は 様々な自律神経を制御し、体内環境の恒常性をつかさどる。
重さは4gほどで体積は脳全体の1%にも満たないが、 多くの神経核を含み、呼吸、血圧、体温、水分の調節、性機能など、 生命の維持に関わる重要な機能をコントロールする。
下垂体と連携して内分泌系の機能も制御しており、その働きから「生命中枢」と呼ばれる。